ブログblog

10月 勉強会<補綴物について>

歯科医師の田中です。
今月の勉強会では株式会社シケン様をお招きして歯科補綴物について講演していただきました。
今回の講演内容である光学印象、オールセラミック修復は少し前から歯科補綴のトレンドであり、即日修復やオールセラミック修復を標榜している歯科医院も多数あります
また、私も昨年春まで東京歯科大学歯科理工学講座にてまさにこの光学印象とオールセラミック修復を想定した研究を行っており、今回の話は非常に興味深いものでありました。
講演では光学印象は従来の印象よりもヒューマンエラーが少ないこと、オールセラミックは強度や審美性がより高まったものがでてきてるため導入している医院も増えているといった内容でした。
しかし光学印象の精度は従来のシリコンによる精密印象には及ばない場面(特に光が届かない場所)もあったりします。
また、オールセラミッククラウンも材料によっては壊れやすかったり、逆に硬すぎたりして歯を痛めることもあります。
対して昔ながらの補綴物、ゴールドなどは審美性以外は非常に良好であり、なにより実際に大山歯科ではゴールドやメタルセラミックなどが40~50年持っている患者さんもいらっしゃるという実績もあります。
今回の講演をきいて光学印象とオールセラミック修復だけではまだ最適な治療法でないケースも多いと改めて感じました。
大山歯科では光学印象、オールセラミック修復も以前から導入しておりますがこのような理由でケースによっては従来の印象法やゴールドなどの補綴物が最適とする場合もございます。
患者さんにはなかなかわかりにくい部分の話だとは思いますが永く幸せな食生活を送っていただくために大山歯科がこだわってるところですのでぜひ参考にしていただければと思います。

銀座の歯医者・歯科大山歯科クリニック

TAGタグ

ARCHIVE月別アーカイブ

pagetop