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第559回 理工懇談会 GCコーポレートセンター

歯科医師の田中です。
今月も院長と理工懇談会に行ってきました。
いつもは水道橋の東京歯科大学なのですが、今回は本年新しくできたGCコーポレートセンターにておこなわれました。
いざ社内に入ってみると、入り口からとてもきれいで居心地よかったですね。
今回はまず最初に新製品のMIフィルの説明があり、それから日本一の研修施設を誇るこのGCコーポレートセンター内の見学ツアーがありました。
歯科治療においてむし歯を除去した穴にはレジンという白い合成樹脂を使って埋めることがよくあります。
このMIフィルは超微粒子フィラーを均一分散することによる強度向上、フロアブルのような適度な操作性、さらに毎日の歯磨きでレジンも研磨されるセルフシャイニング効果による審美性の向上とかなりパワーアップした感があります。
いいことづくめですぐに取り入れたいところですが、新しい製品はまだ長期的な実績がないために、我々としては使い慣れて予後が良好な現在使っているものからは、なかなかすぐに替えられないところもあるんですよね。

そこで新しい材料を使うときには業者の実験データのみならず、その他の研究機関が発表した結果と実際の使用感から自分で判断するしかないんですが、理工学をしっかり学んでいるとデータの読み方がわかるようになるので、自信を持って新しい材料を使うことができます。

また、後半はGCコーポレートセンター内のツアーです。
GCはすでに世界的にもトップブランドの歯科材料、器材の会社でありますが、研究、開発そして教育の分野まで力を入れ、近年大きな飛躍をしています。

日本で初(世界初?)のマッサージ機能付き診療用チェアです。
院長が座って癒されてました。

機械的性質を計測する多数の機器が、我々にも使えるようにそろえられているのは新しい発想です。

これは圧縮強さや、接着強さを測る機器です。
私も簡単な合成樹脂と牛歯の接着試験をこの場で行いました。

診療用の顕微鏡です。

その他、研修施設も充実しており新たな歯科業者の形をみました。
ますますのGC社の発展をお祈りいたします。
この度はありがとうございました。

銀座の歯医者・歯科大山歯科クリニック

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