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第72回 全国学校歯科保健研究大会に参加しました
2008年10月17日
目指せ! 8020!
銀座 大山歯科クリニック 院長より
第72回 全国学校歯科保健研究大会 が、10月16日(木)、17日(金)の二日間、みなとみらいのパシフィコ横浜 国立大ホール/アネックスホールにて開催されました。
私は本年より、中央区立銀座中学校の学校歯科医 を任命され、学校歯科の大会への出席はこれが初めてとなります。会場へ行くと全国の小学校、中学校、高校の学校歯科医はもとより、各学校の校長先生、養護教諭、地域医療に携わる歯科衛生士が出席され、2000名を優に超える出席者となりました。
開会式では学校歯科の発展に寄与した学校が表彰されました。
文部科学大臣賞、日本歯科医師会特別賞がそれぞれ10校ずつ、全日本学校歯科保健優良校69校が表彰されました。これらをみるとすべて小学校で、私が担当する中学校領域からは一校もありませんでした。
中学校は小学校と異なり、カリキュラムが過密でしかも先生方は部活動等も担当され、超多忙と聞きます。養護教諭の先生においても毎日の仕事で手が一杯だそうです。なかなか歯科保健に対する時間を費やせないのが現状のようです。
子供のむし歯は確実に減ってきています。特に小学生では むし歯の数が、平均一本程度 です。小学校の歯科保健は大成功を収めていると言ってもよいでしょう。
しかし、せっかく小学校でむし歯がなくても、中学生でむし歯ができて、しかも未処置でどんどん悪くなってしまうといったことが問題となっています。また数は少ないのですが、歯周病の兆候を持つ子ども達もおり、それが見逃されたり、指導が行きと届いていないと成人になってから大変重度な歯周病で苦しむといった事もあります。
現場では、歯科保健が子ども達のこれからの人生にいかに大きくかかわってくるかはわかってはいるものの、通常の授業などで時間をなかなか費やせないことがやはり大きな問題となっています。しかし領域別研究協議会の中学校部会においては、歯科健康保健活動を地域ぐるみで素晴らしい活動を行っている発表がされていました。
やればできる!
中学校の学校歯科医としての私の役割は、いかに先生方の労力を割かずに、効率的に中学生に歯科の大事さを伝え、実行してもらえるかだと思いました。
まだまだ学校歯科医としては駆け出しですが、地域医療の推進にそして未来を背負って立つ若者にはしっかりと歯を食いしばって頑張ってもらわなければなりません。ぜひ8020を全員に達成してもらえるように全力を尽くしていきたいと思っております。
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