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日本補綴歯科学会に行ってきました
2011年05月23日
歯科医師の田中です。
今年も日本補綴歯科学会に参加してきました。
今回は広島で開催なので羽田から飛行機で出発。
平和記念公園内にある国際会議場で行われました。学会自体は二日前から行われていたため、僕は三日目からの参加になりました。
現在ではインプラントと義歯の併用が今の補綴の主流で、義歯の維持安定に期待してインプラントをうつケースの講演が多いのですが、義歯だけで安定が図れるならなるべくインプラントをうたない方が良いという考えの先生もいて、あらためて現在における義歯の重要さを感じました。
最後の講演では超高齢社会である現在の日本は患者さんが寝たきりになると、その後は来院できずにメンテナンスできないまま治療が終了してしまうというはなしでした。
一人の先生は「もし多少の歯が無くなっても最後まで安定した義歯になるように想定してつくるのが理想である」とおっしゃっていました。
たとえ患者さんが今後二度とこれなくなってもその人の最後の口の中まで責任を持つというその考えに感銘を受けました。非常に有意義な一日でした。
次回も楽しみです。
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