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理工懇談会 今日は歯を抜かない話
2007年09月15日
おもてなしの街、銀座でロハスな歯科を目指す!
大山歯科クリニック 院長より
今日は診療後、理工懇談会でした。
演者は、理工懇談会の重鎮 斉藤季夫先生
グラスアイオノマーセメント、コンポジットレジンの大家です。
通常であれば、歯周病で骨が溶けてなくなり、抜いてしまうような ”グラグラ” の歯を、接着材とコンポジットレジン(合成樹脂)を駆使して隣りの歯と連結し、残していくという方法を使って、もう何十年となります。
その予後がどうなったか、数十年経過症例をいくつも提示してくださいました。
隣りの歯と接着材でつなげることは簡単なのですが、それを何十年ももたせるということは容易ではありません。
なぜ、長期間耐久性を持たせられるのかの理論、そして臨床の勘所を細かくご講演いただきました。
欧米のような、怪しい歯は早めに抜いてインプラントにしようという流れとは反して、とことん自分の歯を残していこうという斉藤先生の心意気がひしひしと伝わってきました。
患者さんにとって何が一番幸せなのか。
私達は常に考える必要があります。
それは患者さんそれぞれ求めるものが違うからです。
しかし、患者さんの健康に何がいいのか、私達は適切に説明しそれを行える技量を持っていなければなりません。
医療人としてのあり方についても教えてくださった斉藤先生に感謝し、また来週から気合を入れて行きたいと思います。
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