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被災地を訪れて
2011年05月10日
理事長です
東日本大震災から早や2カ月経過致しました。被害の甚大さは日を追って、明らかとなり、新めて犠牲になられた多くの方々に謹んで哀悼の意を表すると共に、被災された方々に喪心よりお見舞い申し上げます。
このたび5月1日から3日まで私は、東京歯科大学同窓会を代表致し、特に被害の大きかった、山形・宮城・福島の同窓会員のお見舞い、激励に回って参りました。
現地に伺い、改めて1000年に一度と云われる未曽有の大災害であると戦慄をまじえて確認致しました。皆様方も連日のTVで津波の恐ろしさを充分に認識されておられると存じますが、現地に立っての光景には想像を絶するものがありました。
写真のシャッターを切る度に被災された方、行方不明者の方々を思い心の中で手を合わせておりました。
発生以来・被災地区の歯科医師会の先生方は、自分の事は二の次として救護所等で支援され口腔ケア等に活躍、救護所での限られた物資の中で、歯ブラシが特に不足しているとの支援要請連絡が入り日本歯科医師会・各地区歯科医師会より歯ブラシ・歯磨剤等の緊急輸送を致しました。当院からも支援致しました。
次いで口腔内の義歯清掃不十分による嚥下性肺炎の発生の疑いが有るとの事で義歯洗浄剤・義歯用容器の要望が参り、対応致しました。充分な水の使用が出来ない事によるものでありましょう。治療等は全国各歯科医師会所属の移動歯科診療車が対応した様であります。
尚全国より歯科医のボランティアの活躍も報告されております。
現時点では罹災医院も応急修理により、診療開始をした所も有る様でした。
今後は何と申しましても、福島の原発の問題でありましょう、終息のメドが立たず、地域住民の避難移動については全くお気の毒な事と存じ、一刻も早い解決を望むものであります。
しかし今後の補償については日本の国力にも係る大きな問題として提起されて来るのではないでしょうか、いずれにしても今後この惨状から一刻も早く復興すべく、全国民挙国一致の体勢で被災地の皆様を支援致さねばと願っております。
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