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さぁ 鋳造だ! 理工学実習 2日目
2007年06月20日
おもてなしの街、銀座でロハスな歯科を目指す!
大山歯科クリニック 院長より
今日は、歯科理工学の総合実習(私は鋳造を担当しています) の第2日目です。
先週、目標、実験計画を立てましたので、それが適正であるかの予備実験を行いました。
詳しくは先週のブログをご覧ください。
”鋳造” というのはほとんどの方は耳慣れない言葉だと思います。
歯科では、金属を詰めたり、かぶせたりしますが、それは患者さんのお口のかたどりをして、それにあわせて、ワックスで詰め物、かぶせ物の原型を作り、それを金属に置き換えます。この操作を鋳造といいます。
この実習では、いかに精度の良い鋳造体をつくるにはどうしたらよいかを実験して探っていきます。
私の担当している班を例に、実際の鋳造を見てみましょう。
この班は鋳造性(いかにしたら、細部まで再現できるか)を実験する班です。
この様に金属のリングに入れます。これから埋没作業に入ります。
水と埋没材(耐火性のある石膏)を混ぜ合わせます。
器械を使って、真空中で気泡が入らないように良く練和します。
ブーンと鋳造器が回っていきます。
上の写真は違う実験系ですが、金属がうまく入らないとこの様になります。
これを鋳造欠陥といいます。
何でうまく鋳造できなかったのか、今後学生たちは色々と条件を変えて調べていくのです。
実は今日の巨大さいころ型のメッシュパターンは、実際うまくいかないだろうと思っていたのですが、見事鋳造率100%となりました。この班の学生さんには頭が下がります。
講師として、教える身とはいえ実は色々なことを教えられるのだなと、再認識した一日となりました。
学生さんお疲れ様でした。
また来週!
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