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第535回東京歯科大学理工懇談会にてCERECの講演してきました。
2009年07月19日
久しぶりのブログ投稿となりました。
忘れていたり、遊んでいたわけでなく、色々なことが重なり(自分で重ね・・・)とにかくここ一ヶ月は大忙しでした。本日一つイベントが終りましたのでご報告いたします。
私は東京歯科大学の歯科理工学講座で大学院時代勉強させていただいていましたので、その関係で現在講師も務めさせていただいております。歯科理工学とは歯科で使われる器具、器材、バイオマテリアルの研究、開発を行い、講座としては学生の教育まで行います。ですから大学の先生方は多忙を極めます。私のような臨床医として大学から出ているものは、歯科理工学的な見地から臨床をみながら、研究室へ情報をフィードバックし研究をサポートする役目があります。当講座では研究と臨床の橋渡しとして、もう50年も前から毎月(年11回)勉強会をしております。それがこの ”東京歯科大学理工懇談会” です。現在会員約100名 今回で開催535回を数えます。この理工懇談会から多くの他大学への教授も輩出しとても由緒ある勉強会です。毎月私はここで勉強をさせていただいているのですが、今回は演者としてご指名があり、講演させていただきました。
正直いつもの学生への講義とまた一味違った緊張感があります。この勉強会の特徴として、教授やその医局員達の研究者の目と第一線の臨床医から見る目の二つの鋭い目で見られることです。またそれが面白いところでもあります。
演題は、「CEREC 3D 臨床での使用感とマテリアルについて」 と題して、シロナデンタルシステムズの西澤氏によりCEREC 3D の原理、機構から最新のマテリアルの内容の解説、そして私は当院で実際に使用している現況といかにすれば適合性を高められるかの取り組みについて講演させていただきました。CEREC 3D とは一言でいうと、歯科用のCAD/CAMの器機で、コンピュータで削った部分を読み取り、セラミックの詰め物やかぶせ物を精密に加工するものです。最大限適合性を高め、精密なものを作り出すには手技的な部分とコンピュータのソフト、マテリアル、削りだす機械への理解がとても重要です。臨床的な見地から精度の追求をいつも考えていますので、その部分をピックアップした講演内容としました。
いつもは水道橋の駅前にある東京歯科大学の水道橋病院で例会を行っていますが、今回は泉岳寺にあるシロナデンタルシステムズのセミナールームをお借りして実際にCEREC 3D を使用しながら実習できる形式で行いました。
今回の講演で会員の皆様が ”今日は来てよかったな” と思っていただけたら私の講演も成功です。いかがだったでしょうか。
懇親会では大勢の先生方と楽しく語らえとてもよい一日となりました。
ここまで読んでいただいて、いったいCEREC 3D ってなんのこといってるんだろう? と皆さん思っている事でしょう。今後このCEREC 3D について説明させていただきますのでぜひまたこのブログをお読みいただければ幸いです。
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