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日本歯科理工学会シンポジウム無事終了
2007年10月06日
おもてなしの街、銀座でロハスな歯科を目指す!
大山歯科クリニック 院長より
2007年度秋期日本歯科理工学会 シンポジウムが東京医科歯科大学特別講堂にて行われました。
「審美材料 -いかにしたら希望の色が出せるかー」
という題名で、シンポジウムが行われました。
私は、歯科理工学会認定の デンタルマテリアルシニアアドバイザーという称号を頂いていますので、臨床家代表としてシンポジストに選ばれました。
歯科理工学会は、歯科材料の研究、開発を行っている学会で各大学の研究分野の方が多く、材料のプロフェッショナルの方々ばかりです。
私は東京歯科大学歯科理工学講座の非常勤講師でもありますので、下手なプレゼンはできません。看板を汚さないためにも全力を尽くしました。
シンポジストのお話を学会から頂いてから、診療の合間に発表の準備を行い、落ち着かない日々を過ごしていましたが、無事終了しホッと一息です。
シンポジウムの内容ですが、
① 「コンポジットレジンの光学特性とフィラーテクノロジー」
トクヤマデンタル 開発企画部主席 相澤将之
② 「歯に関する色彩学の一端と測色について」
日本大学松戸歯学部 う蝕抑制審美治療学講座教授 池見宅司
③ 「自作コンポジットレジンシェードガイドを応用して」
デンタルマテリアルシニアアドバイザー 大山歯科クリニック 大山貴司
④ 「コンポジットレジン修復、臨床のコツ」
デンタルマテリアルシニアアドバイザー たかだ歯科クリニック 高田恒彦
という四演題が終了した後に、総合討論が行われました。
コンポジットレジンとは、むし歯の部分を取った後につめるプラスチックのことです。最近では、とても良い材料が開発されて、審美性が向上してきています。
実は使い方によっては、上手くいかないのです。
私は、術者の熟練度に左右されないような術式の構築をするために、つめる歯の色を判定するのに重要なシェードガイド(歯の色のガイド)を考案し、それを基にした発表をさせていただきました。
本当に、歯の色は一本一本、そして同じ歯でも部位によって違うのです。いかにきれいな色で自然な感じで修復するかは、私にとっては命題です。
今回の発表が、研究者の方、臨床家の方に少しでもお役に立てればと思います。
シンポジウムは、盛況なうちに閉会し、私の研究はこれを通過点として、さらに進化させていきたいと思います。
学会長の宮崎教授より感謝状をいただきました。
ご協力いただいた、患者様、スタッフに感謝いたします。
夏休みがあけてから、久々の休養が取れそうです。
でも明日はインプラントの特別診療日です。
もう日と頑張りだっ!
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