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11月 勉強会<根面う蝕(歯の根本の虫歯)について>
こんにちは。歯科衛生士の木内です。
11月の勉強会を行いました
今回のテーマは前回に引き続き、根面う蝕(歯の根本の部分のむし歯)について、「前編まとめ」と「後編」という事で院長先生にお話をしていただきました。
まず、根面う蝕は高齢の方に多く見られるむし歯ですが、それは年齢と共に歯肉退縮が起きて根っこの部分が露出してしまう事でむし歯のリスクが高くなります。
加齢とともにドライマウス(唾液量の減少)や、歯肉退縮は誰にでも起こります。
先ずは歯周病にならないことが重要です!
しかし、根元が出てきてしまった時にどう対処すべきか、どう予防していくのかがとても大切です。
むし歯予防には、まずはフッ化物配合の歯磨剤の使用が必須です。
フッ化物には濃度(単位:ppm)があり、成人では高濃度のフッ化物配合歯磨剤を使う事で根面う蝕の予防、進行防止に有効です。
日本で購入出来るフッ化物配合の歯磨剤は1450ppmの歯磨剤が最大濃度のものになりますが、予防歯科の進んでいるスウェーデンなどの先進国では『5000ppmの高濃度フッ化物配合歯磨剤』が一般的なドラッグストアでも処方箋無しで購入出来ます。
「『5000ppmフッ素配合歯磨剤』の使用によって初期根面う蝕の進行が停止する」ことがエビデンスが示されており、日本でも日本歯科保存学会の診療ガイドラインで根面う蝕への対策として推奨されるようになりました。
当院ではその『5000ppmフッ素配合の歯磨剤』を、むし歯のリスクの高い患者様へ、適切な指導の下ご購入いただけるように体制を整えております。
ぜひむし歯の予防にお役立て下さい!
病院での定期的なメンテナンスとホームケアで自分の歯を守りましょう!
歯科衛生士 木内
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