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2月 勉強会
こんにちは!歯科衛生士の小島です。
寒さの中に春の気配を感じるころとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
2月の勉強会が開催されました。
今回の勉強会は、
・各担当プロジェクトの進捗状況について
・歯科衛生士の高木さんによる症例発表とSRPについて
・院長先生によるインプラント治療の流れについて
の3つのテーマで行いました。
プロジェクトでは、毎月担当から進捗状況の発表を行い全体に共有しております。スタッフ皆で意見を出し合い、患者様へより良いサービスを提供できるよう努めております。
次に、歯科衛生士の高木さんより症例発表とSRPについての発表がありました。
当院ではメディカルトリートメントモデル(MTM)に沿った診療を行っております。
患者様個々のリスク評価を行い、最小限度の治療と継続的なメインテナンスで長期間良好な口腔内を維持していただけるよう努めております。
初診時には口腔内写真とレントゲンの撮影、歯周ポケット検査など口腔内の検査をさせていただき、2回目以降から、唾液検査や歯石取りなどを行っております。
その後、歯周ポケットの改善状況を再度検査し、縁下歯石の付着や炎症の改善の見られない所はSRP(スケーリングルートプレーニング)を行います。
SRP(スケーリングルートプレーニング)とは、スケーリングとルートプレーニングを合わせた言葉です。
スケーリングは、スケーラーと呼ばれる器具を使用して、主に歯の表面の歯石やバイオフィルム(細菌の塊)を除去する処置です。
ルートプレーニングは、歯周ポケット内部の歯石や歯根表面の汚染されたセメント質を除去し、歯の根を硬く滑らかにする処置です。
毎日歯磨きをしていても、磨きグセなどが原因で歯垢の磨き残しは蓄積されていきます。時間が経ち、唾液の力と重なって歯石へ変化すると、ブラッシングだけでは取り除けません。歯石は表面がザラザラしているため、より一層歯垢が溜まりやすくなってしまいます。歯周病治療や歯周病予防には、歯石の除去がとても重要です。
歯周病が進行し歯茎の炎症が強い状態ですと、治療時に出血などが多く、精密な治療が難しくなってきます。だからこそ、歯周病の治療が大切です。当院では、歯科衛生士が歯石を取り除き、歯石が再度ついてしまわないよう毎日のブラッシングについてアドバイスをさせていただいております。患者様それぞれ口腔内は違い、磨きにくい所も変わってまいりますので、良好な口腔内を維持できるよう毎回お手伝いをしております。
その後は、維持するためのメインテナンスがとても大切です。定期的なレントゲン写真の撮影と、歯周ポケットの検査をし、歯周病の進行がないかを確認することももちろんですが、バイオフィルム(細菌の塊)が成熟する前に取り除き、良好な口腔内を維持していただけたらと思います。
最後に、院長先生によるインプラント治療の流れについてお話がありました。
インプラント治療の新しい取り組みとして、当院ではサージカルガイド(エールガイド)を使用しております。
これを使用することで、術前の設計に従った埋入が可能になり、安全に手術を受けていただけます。
また、従来のインプラント手術に比べ短い時間で処置が可能になりますので、患者様の負担を軽減することが可能です。
デジタルとアナログの融合により精度の高い治療ができ、歯茎を開かずに、手術することができます。
口腔内の状況により、従来通りのインプラント治療になるか、サージカルガイド(エールガイド)を使用できるかが変わってまいります。
患者様一人一人にあった治療をこれからも提案させていただきます!
歯科衛生士 小島
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