ブログblog
歯科理工学実習 第二日目
2010年06月23日
院長です
今日は歯科理工学実習 二日目です。
先週は実習計画をたてましたので、今日から試料の作成や実験に入ります。
私は陶材(セラミックス)の担当です。
今年も面白い実験が多くあり、結果が楽しみです。
セラミックスで被せもの(クラウン)を作ったら、金属と比べて精度にどのぐらいの差が出るのだろう?
ということを調べようというチームがありましたので紹介しましょう。
これは電気焼成炉といって、セラミックスを焼く器械です。
1200度ぐらいまで温度が上がり、お料理などで使う物などと違って、とても精密に細か温度く設定できるものです。
今日はセラミックスで被せものを作る前準備として、専用の耐火模型を作りました。
今回使うセラミックスは、粉と水を混ぜて泥状のものですので、形を作るのが容易ではありません。
模型に直接盛り付けて被せものの形を作り、そのまま焼きます。
ですから高温(約1000度弱)に耐えられるように特殊な模型材料で作ります。
なんかかわいいですよね。
1080度まで温度を上げて、不純物(ディギャッシング)を取り除いています。
ですから、まだ赤々としていてかなり熱い!
これを室温まで冷やしてから、作業用模型として使います。
セラミックスは脆性材料で、内部欠陥の有無によって結果が大きく変わってきます。
実は説明書通りに作っても、その作り手のうまさによって強さが変わってしまうのです。
臨床ではその差が、うまさにつながります。
いよいよ次週からセラミックスの被せものを作ります。
シビアな作業に学生どれだけ頑張れるか!
さあ、楽しくなってきました。
それではまた来週!
CATEGORYカテゴリー
RECENT POSTS最近の投稿
TAGタグ
ARCHIVE月別アーカイブ
-
2024年 (15)
-
2023年 (14)
-
2022年 (17)
-
2021年 (19)
-
2020年 (47)
-
2019年 (20)
-
2018年 (41)
-
2017年 (28)
-
2016年 (27)
-
2015年 (19)
-
2014年 (29)
-
2013年 (22)
-
2012年 (56)
-
2011年 (79)
-
2010年 (73)
-
2009年 (26)
-
2008年 (17)
-
2007年 (108)