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歯科理工学実習 最終日
2010年09月08日
院長です。
東京歯科大学の歯科理工学実習もいよいよ最終日となりました。
学生とは約2ヶ月ぶりとなりますが、夏休みに何日も実験しに来た班もあり、できばえは大いに期待できます。
最終日は実験データをまとめ、プレゼンテーションを作成して発表会を行います。
ほとんどの班はもうプレゼンテーションが出来上がっており、我々のチェックを受け発表の詰めに入ります。
演題は36あり、二つの教室に分かれて 発表5分、質問2分で進行していきます。
我々の頃と違い、プレゼンテーションには慣れており(内容はどうあれ・・・)、見ていて感心します。
面白いと思った演題としては、
ジルコニアにおける最適な接着材の選択
印象材の消毒による影響
オールセラミックス材料におけるモノコックとレイヤリングの比較
耐火模型材を用いたセラミッククラウンの焼成収縮
家庭用接着材 vs 歯科用接着材
などなど沢山ありました。
我々臨床で何年も経験しているものが忘れてしまった初々しい視点で実験しているので、そこから新たなヒントも貰うことができるのが、また楽しいところですね。
オールセラミッククラウンを作っていた班は、夏休みを削って作った48個の試料のうち、2個しか精度の測定可能な物ができなかったという、一見 トホホ・・・ 散々な結果でした。
しかし、オールセラミッククラウンを自分で作ったことのある歯科医師は恐らくほとんどいないでしょう。それを学生時代に経験できるのだからとても大きなものを得られたのではないかと思ってます。
素晴らしい! ナイストライ! と拍手を送ってあげたいです。
あとは何でうまくいかなかったかの考察をいかに深められるか。
是非レポートに期待しています。
私も学生には負けてられない! 気持ちを奮い立たせられた実習最終日でした。
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