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7月 勉強会

こんにには。歯科衛生士の河田です。

暑い日が続いていますが、水分補給をしっかりして体調にお気をつけください。

7月の勉強会をいたしました。

 

 

 

 

 

今回は歯科衛生士の鷹見さんから3DSセミナーの報告、受付の小山さんからトリートメントコーディネーターの報告、院長先生、田中先生、歯科衛生士の沼田さん、河田から口腔機能発達不全症についての発表がありました。

鷹見さんからの発表での3DSとはDental Drug Delivery System(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)の略称です。お口の中の細菌をご自身のセルフケア、歯科医院でのプロフェッショナルケアをさせていただいた上で、薬剤を使用し除菌するという方法です。

 

 

 

 

お口の中は生きている細菌がいます。その中にはもちろん常在菌もいますが、歯科二大疾患である むし歯菌、歯周病菌が存在します。患者様個人専用のトレーを使って、薬液をトレーに塗布し、その歯科疾患に関わる細菌を除菌し善玉菌に変えていく方法がこの3DSになります。

栄養はまず口から摂取しますので、口腔内環境を良くすることでむし歯、歯周病を予防し、生涯しっかり咀嚼でき、結果健康寿命を延ばすことを期待しています。
セミナーではむし歯や歯周病を防ぎ、全身の健康を増進する食事や栄養にまで話が及び大変有意義なお話でした。膨大な情報量がありましたが、鷹見さんがうまくまとめて概要を説明してくれました。

小山さんからの発表では、トリートメントコーディネーターセミナー出席の報告がありました。トリートメントコーディネーターとは患者さんと先生の間に入って、患者さんの納得がいくまで治療の不安などしっかり説明させていただく専門の者です。どのように患者さんと接したら良いかなど解説してくれました。私たち歯科衛生士も患者さんの気持ちになり、コミュニケーションを大切にしていきたいと思います。

最後に口腔機能発達不全症についての発表がありました。今まで歯科の二大疾患といえば、皆さんご存知の通りむし歯と歯周病でした。しかし8020の達成者が増加している傾向を見ても、今後この歯科二大疾患を治療するだけではなく、健康な歯でしっかり咀嚼し全身の健康を維持することが歯科の課題になっているかと思います。口腔機能発達不全症とは、歯並びや舌癖、咬合に関するむし歯、咀嚼回数など口腔機能について診断する事です。例えば、歯並びが気になり矯正治療をします。しかし歯に舌を押し付けてしまう癖が残っていたらどうでしょうか? 後に戻ってしまいます。それが幼少期でしたら骨が柔らかい成長期に舌の力で歯並びや上顎の骨など変形させてしまいます。大人になり咀嚼に影響を及ぼし、消化器に負担をかけてしまう事もあります。幼少期に口腔機能を正しく診断し取り組んでいく事が大切です。
口腔機能発達不全症にしっかりと対応できるようにミーティングを重ね、独自のアンケートなども作成して診療の流れを作りましたので今回はお披露目の発表となりました。

大山歯科では患者さんに最善の治療を提供できるよう、日々知識を得るため定期的に勉強会を開いています。またブログで報告できればと思います。

歯科衛生士     河田

銀座の歯医者・歯科大山歯科クリニック

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