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POLA美術館で幸せなひととき
2012年08月04日
副院長の大山晃代です。
箱根にありますPOLA美術館に行ってまいりました。
日々の雑務に追われなかなか訪れることのできない美術館ですが、このPOLA美術館は鈴木常司氏(1930-2000)が約40年に渡って収集した美術品がおさめられていました。
箱根の自然と美術が共存し、地下に造られた美術館なのですが、ガラスが多く使われ、透明感があり斬新でいて繊細、空間の広がりに青い空、緑が調和していて、自然に包まれた開放的な設計になっています。
樹齢300年を超える木を含むブナ林、我が家にもありますがヒメシャラ、ヤマボウシの樹はのびのびと成長していて、生命の力を感じることができました。
今回、藤田嗣治画伯 の絵画をじっくり鑑賞しました。計173作品をも収蔵。日本最大のフジタ・コレクションを誇っているとのことです。面相筆を使っての繊細なタッチに吸い込まれ、職人に扮した子供のタイル画が印象にのこりました。DENTISTもありましたよ!
また小学校3年生で行ったブリヂストン美術館見学で感動したコロー作の絵(銀灰色の霧がかった森の中での牛の絵)があったことは驚きで、モネ、ルノアールはもちろん、ピサロ、スーラ、ルソー、ロートレック、ダリ、ピカソ、岡鹿之助、黒田清輝、平山郁夫氏に至るまで 午後から訪れ、気づけば閉館時間になっていました。
美術館構想があったということですが、、一代でここまでのコレクションができるとは驚愕でした。
美術への思い、造詣の深さに加え、仕事への前向きな姿勢などを問いかけをし、答えを導きだされていたのかもしれません。
西洋絵画、日本画、版画、彫刻、東洋陶磁器、日本の近現代陶磁、ガラス工芸、特にルネ・ラリックは20世紀初頭アールヌーボー自然の生命力と装飾美のジュエリーデザイナーそれ以降アールデコのガラスデザイナーとして活躍しましたが、今回目がとまった「星の香水瓶」は部屋において飾りたくなる素敵なデザインでした。
その他化粧道具などまで含め9,500点もあるそうですが、世界的な名作にマイナスイオンをあびながら出会うことができ幸せな時でした。
また、建物と共に移り変わる四季おりおりの様子も見てみたいなあと思いました。
美術鑑賞は時代背景を考え、情景を思い描くだけで日常を忘れひと時、安らぐことができますね。3次元的な空間認識、研ぎ澄まされた感覚は歯科医業に通じる感覚とも思っております。
豊かな人生には遊び心が必要ですね。
皆様も癒しのときを美術館で過ごしてみませんか。
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