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チェアサイドのためのIPS e.maxセミナー ~オールセラミックス修復を成功に導くための形成と接着~
2012年09月02日
歯科医師の田中です。
今回は歯科業界でホットな話題の “e.max” について、院長と勉強しに行きました。
講師は新宿区でご開業されている草間幸夫先生です。
“e.max” とは世界的にセラミック材料や接着等でトップブランドである、リヒテンシュタインの歯科材料メーカー イボクラール社から上梓された高い強度と素晴らしい審美性を併せ持つ、新しいオールセラミック修復材料のことです。
“e.max” については、みんな笑顔のブログ 8月31日 CERECのご紹介です 技工士の真野がご紹介していますので是非合わせてご参照ください!
オールセラミックス修復とは何か?
大まかに説明しますと詰め物や、かぶせ物に金属を一切使わない、すべてセラミックで治療する修復法です。
金属を使用しないので、メタルフリー修復ともいわれます。
従来の金属修復で懸念された金属イオンの溶出による、歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる心配がありませんので生体にはとても優しい治療法と言えます。
しかしセラミックは脆性材料(硬いがもろい性質)のために 、使用できる範囲が限られていました。
例えば奥歯のように力の大きくかかる部分では、壊れやすく使用しづらい面もありました。
“e.max” は従来のセラミックと変わらない高い審美性を保ちながら、曲げ強度では3~4倍もの強さを持つために今までよりも多くのケースで安心して修復できるようになりました。
しかし、素材が変われば治療法も変わるので “e.max” の特性を熟知した上での形成、接着を行わなければなりません。
この点を我々はもっと突き詰めて勉強、研究することが重要となります。
今、歯科業界は徐々にメタルフリー修復にシフトしていますが、この”e.max” の登場でさらに加速していくのではないかと思います。
個人的にもオールセラミックの弱点だった強度が今回の”e.max” によって改善され、それに伴い歯を削る量が少なくなったことなどから”e.max” は保存修復において魅力的な選択肢の一つだと思います。
大山歯科は歯科理工学に精通しているので、特にセラミックに関しては常に先端をはしっています。
5年ほど前からCAD/CAMを導入し、すでに”e.max” による良好な成績をあげています。
ブログ上ではなかなかその良さが伝わらないこと思いますので、是非私たちまでご質問ください!
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