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安心•安全な歯科医療に役立つ歯科麻酔学の知識
2012年09月19日
歯科医師の田中です。
今日は院長先生、理事長先生と京橋歯科医師会月例会に参加してきました。
講師は東京歯科大学歯科麻酔学講座教授の一戸達也先生でした。
歯科と全身疾患との関係は薄いように感じる方もいらっしゃるとは思いますが、歯科治療というのはやはり患者さんからするとかなりの体力的な負荷がかかる行為であるので、病気を抱えている患者さんは健康な方とはまた違った歯科治療のアプローチをする必要があります。
しかし、歯科は医科とはどうしても切り離されてしまいがちなので歯科医師自身にも全身疾患に対しての高い知識が求められています。
今回の一戸先生による講演は臨床上で気を付けなければいけない歯科治療と全身疾患との関係と、実際に起きてしまった場合の緊急時での対応を一つ一つ丁寧に説明していただきました。
歯科医師が歯科治療で患者さんが亡くなってしまうようなケースは年間で数例のため、実際に直面した人はほとんどいないと思いますが、もし生命に関わるような症状が起きた場合に対して歯科医師は迅速で適切な判断と処置を行えるかが鍵になってきます。
そのため歯科医師は一生で一度あるかないかのこの重大な場面に向けて常にイメージトレーニングをして準備しておく必要があると思います。僕も一年に一度はこういった講演を聴いていますが毎回身が引き締まる気持ちになりますね。
今日学んだうちの大半は普段の生活でも十分活用できるので、今日の話をぜひスタッフみんなに伝えたいですね。
自分の家族や友人、街行く人などが一刻を争うような急性症状を起こした時に、診療室の外でも大山歯科のスタッフとしてしっかりとした対応ができるようにならなきゃいけない!と強く思いました。
勉強会でもぜひ取り入れて行きたいと思います。
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