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第574回理工懇談会~短縮歯列のコンセプトとその是非について考察する~
2013年03月22日
歯科医師の田中です。
今月も東京歯科理工懇談会に参加してきました。
今回は東京歯科大学口腔健康科教授の山下秀一先生による短縮歯列による咬合関係についての講義を聴いてきました。
山下先生には大臼歯を失った状態で、補綴せずにそのまま放置することによって起こりうる生理学的変化を先生自身の研究結果と合わせてとてもわかりやすく説明して頂きました。
講義では第一大臼歯は咬合関係において非常に重要な歯であり、この歯の欠損を放置することで第一大臼歯を主とする噛み合わせが手前にずれてしまったり、変形性顎関節症も引き起こす可能性があるという研究結果を報告されていました。
また、欠損部位に入れ歯やインプラントをいれることで前述した臨床的変化の改善も期待できるというデータもありました。
先生の数値化された研究結果をみて、歯を失った場合には適切な補綴物で補うことの重要性を改めて感じました。
銀座の歯医者・歯科大山歯科クリニック
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