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閑 万希子展 中世の歌謡 ー言葉の造形ー
2013年03月16日
副院長の大山晃代です。
今日は友人お勧めの書道家、閑 万希子さんの個展に田中先生と伺いました。
後で分かりましたが、閑万希子さんは私の小中高の大先輩でした。
19時閉店の和光ホール6階。
室町の時代の小歌を集めた「閑吟集」や「宗安小歌集」などを題材に書かれていました。
人々の人情、感性、教えは今の世の中に通じるもので心に響くものでした。
驚いたのは和紙に対して歌の書き始めが中心からだったり、右下からだったり、縦書きが横書きになったり様々。
ですがなぜかまとまったひとつの絵画にみえたことです。
自由な書体墨の濃淡、空間の使い方が女性らしい優しい曲線で表現されとても魅力的な作品の数々でした。
特に印象に残ったものは ”品” という字、貴重なパピルスに書かれた ”素” という漢字。
また ”花” 、 ”月” 、 ”橘” 、のことばの歌は情景が目に浮かび、額装、軸装パネルで違った趣向をこらし鑑賞する側を飽きさせません。歌と共に絵画のような書を鑑賞するとても良い機会となりました。
和光の方のご丁寧な説明にも感謝。
25日(月)までです。
近くにいらした方は是非。
www.wako.co.jp/exhibitions/
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