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第558回 理工懇談会 ~非歯原性歯痛~
2011年10月28日
歯科医師の田中です。
今月も院長と理工懇談会に行ってきました。
毎回興味深い内容で講演が行われるのですが、今回は静岡市立清水病院口腔外科 井川雅子先生による 「非歯原性歯痛」についてでした。
この話題は非常に重要と言える内容ですのでご紹介したいと思います。
「非歯原性歯痛」とは簡単に言うと、歯が痛い(歯のあたりが痛い)のに、歯が原因でないという歯痛、顔面痛のことをいいます。
この歯痛の厄介なところが、症状の発現が歯科領域なのですが、原因は医科領域であるという点です。
患者様としてはどう考えても歯が痛いのですが、その原因は実は耳鼻科領域であったり、もっと中枢の脳外科領域、そして精神的なもので心療内科領域であったりします。
そのために診断・治療するには歯科と医科の密接な連携が必須であるところなのです。
しかし現在はこの「歯原性歯痛」に対して、歯科と医科との連携が上手くいっているとは言えず、一部のこの疾患に理解のあるドクター同士で治療しているに過ぎず、こういったケースの患者様がなかなか満足な治療をうけられない状況が多いということです。
このような状況を打開するために、今回のような理工懇談会での講演は非常に有意義なものでありました。
大山歯科ではこのような患者様に対して、万全の態勢とるために他科との整備しておりますのでご安心くださいね。
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